見よう見真似で日程表を作り、観光の前日には上毛新聞さんの取材が入ることが決まって、、、と、拙さが目立つ当時の記録を見直して、恥ずかしくなります。。
まず当日は、高崎駅で矢島さん一行と待ち合わせてから、富岡市で金田健太郎・奈々夫妻が営んでいる
繭織工房へ。
こちらでは養蚕から織物までを一貫して行うという珍しい(=難しい)ことに挑戦されていて、この日も自分の不慣れな企画にもかかわらず、全面的にご協力いただきました。本当にありがとうございます。
そして、同じく富岡市でオーダーメードの糸をつくっていらっしゃる
蚕絲館の東さんの工房へ移動。
玄関先には変わった色の繭がありました。
工房内にお邪魔して、東さんによる座繰り実演見学。
繭をお湯で煮て、柔らかくし、
座繰り機に糸をセット、
リズミカルに糸を巻き取って行きます。
ちなみに一本では弱い糸をねじり合わせて1本にする「撚糸(ねんし)」という作業があり、この「撚(よ )る」という言葉が『腕によりをかける』『よりを戻す』の語源なんだということを伺いました。
これは蚕が繭になるための小部屋、蔟(まぶし)というモノ。
厚紙のものと藁のもの。
厚紙のものが十字の枠に括られて吊るされているのは、
蚕が高いところに繭を作る習性を利用し、上の方が密集して重くなると、
回転して上下が逆になり、蚕が空いている穴に入るようにする工夫なんだそうです。
出来上がった生糸。
その後、金田さんの繭織工房に戻り、染めについての話を伺いました。
ちなみに金田さん曰く、光沢が特徴の絹糸ですが、乾いた状態の時よりも、水に浸けて透き通るような輝く色に変わった時の方が美しいんだとおっしゃっていました。
みなさん、ありがとうございました。
Twitterからはこんな反響もあったようで嬉しかったです。
https://twitter.com/mafuyumakiko/status/377588121107705856