Echo Of Life



例年より少し早い時期から取り組んでいたのに、なかなかまとまらないまま9月になってしまいました。

今年も一年を振り返っていきます。


昨年から引き続き、世界的なパンデミックで、不要不急の外出とか、人と会うことが憚れる期間が交互に緩んだり引き締まったりした一年。私自身、昨年から計画していた主催イベントを延期する決断からスタートしました。

(イベントの延期で、打ち合わせに使ったお店)

 

とはいうものの、気軽に外出ができない中だからこそ、身近にあるお店で「ちょっと奮発」したりして。見返すと、贅沢な料理の写真がたくさん出てきました。



















夏には、TOKYO2020オリンピックにボランティアとして参加しました。

ここでも、良くも悪くも様々な気持ちを味わいましたが、この期間を大過なく過ごせたのは、たくさんの支え、理解や協力があったからだと感じます。貴重な体験をありがとうございましたと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

一般的は今は「自粛」の時代ですが、個人的には2021年は「祭典」の年になったように思います。





今年の初めに掲げたテーマは「Empowerment」でした。
これはボランティアとしてオリンピックを応援することもそうだし、来年終わりになる10ヵ年計画を、さらに次に向けて準備しようというもの。
次の長期プランもイメージが固まってきました。そろそろ具体的な行動に移せるよう実行者としての心構えに変えていきます。

派手ではないけれど愉快に、残りの2021年を切り拓いていきたいと思います。


Get in formation【ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」】平井 一夫

 



立石泰則著「さよなら! 僕らのソニー」(文春新書)以来、久しぶりにソニーについての本を読見ました。作者の違う二冊ではあるけれど、映画の脚本に例えると、あれから10年が経過して、「さよなら」したことの謎や伏線がこの本によって回収されたような感想を抱きました。

私自身、今使っているPlayStation®4は、ゲーム機が欲しいと言うより「Blu-rayが見られるし、今のテレビのままGoogleTVのような機能が拡張出来て一石二鳥」と思って買ったくらいなので、「これはゲーム機だ。誰がなんと言ってもゲーム機だ」という方向に舵を切った後、プレイステーションが「ゲーム機」として開発されたのだと知り驚きました。

もっとも、それが経営者にとっては本質なのかもしれません。あれもやりたいこれもやりたいと風呂敷を広げるのではなく、目の前にあるありのままに集中して、組織を引っ張っていく。

『ビジョンだけでなく働く人をどう動かすか』を知らしめてくれる一冊だと思いました。


蛇足ですが、平井社長就任時の株主総会には私も参加したのですが、その時に私の隣の席に座っておられたソニーOBらしきご年配の方から「今度の社長は出井よりは良さそうだね」と言って話しかけてこられたことを思い出しました。本著の中にも

・言葉は社員たちに浸透してこそ意味がある。そうでなければ「また新しい社長がなんか言ってるよ」で終わってしまう。

・向かうべき価値をどうやって社員に浸透させればいいか

・製品とサービスを輝かせる。そのためには社員を輝かさなければならない。

という平井社長の経営哲学が書かれていますが、平井さんはそんなふうに社員について考える人だったのだと思います。

私は先に書いたように、久多良木氏が掲げた「プレイステーションという新たなプラットフォームを立ち上げ(中略)新たなエンタテインメントドメインを創り出す」というビジョンの方が共感出来るので足並みを揃えて実現して欲しかったし、LSPXという商品群だってQUALIA の名前を復活させて出して欲しかったと思います。けれど『「何をいうか」ではなく「誰が言うか」』を社員が納得してくれないと、社員は組織を回さなかっただけでなく、退職した後も「今度の社長は前より良い」と言ったりするんだということを教えてくれた、ソニー史上の貴重な一幕でした。