Grandpa's Diary「アメリカ18日間の思い出」11 1979年10月26日

  11日目  10月26日(金) フィラデルフィア
            日程
              午前 セーフガードオートモーティブ社
              午后 S.O.A

 昨夜、宿でハプニングが起きた。
 風呂の栓を開いたまゝ三人(橋本 石井 小花)で話し込んでいたところ風呂から部屋へ大洪水。あわてて栓をしめたが部屋の「じゅうたん」は水びたしになってしまった。
 話によると、莫大な損害賠償をとられるという。
 処置なしだが暖房を最高にして寝る。
 今朝も床は乾かなかった。旅行社の清水さんに相談したが回答なし。団長のはからいで無事解決でほっとする。
 朝方。一番に宿のメイド(黒人女性)が来た時はどうしてよいか分からなかった。
 とっさに日本の50円硬貨を出して、ゴマスリをする。
結果的には彼女は部屋の掃除に来たらしいが床の濡れているのには気がついたのかどうか、何も言わずに出て行った。あたかも「私の仕事は掃除だけだ」といわんばかりに。
 SOA社への途中で「自由の鐘」の本物を見る。
 日本語のテープで解説されたのには驚いた。
 さすがに独立後の首都だけあって古い建物と独立戦争の英雄たちの銅像が多い。
 アメリカ国旗がヤケに目につく。
 3時30分。フィラデルフィア発、バスでニューヨークへ。
 6時30分。ニューヨーク着。
 金曜日だったので郊外から食事に出かける車ものすごい「ラッシュ」。初めてアメリカにも「渋滞」のあることを知った。金曜日に奥さんを食事に連れて行かない事は離婚の理由になるというのだから大変だ。
 8時から全体会食。日本食堂へ。明日が土曜日のためみんなリラックス。私も歌わされる。
 食事後10人程で映画を見る。客席は1/3程度の入りだったが黒人が多いので気味が悪い。
 この人達は客かどうか分からない。入場料5$。
 入り口の立看板に×の字の多い程面白いのだそうだ。
 ここは×が3つだった。

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